厚生労働省研究班(担当研究者、山地太樹・国立がんセンター予防研究部研究員)の調査では、野菜や果物を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べて、食道がんになる可能性が、ほぼ半減することが明らかになりました。8月号のがんに関する国際電子版に掲載されたものです。
研究班では95年と98年に、全国からランダムに選んだ8県の45~74歳の3万9千人の男性を対象に、食事アンケートを実施し、04年までの結果を調査しました。
調査の方法は、野菜の合計摂取量を推定して、3グループに分けました。
「高」グループでは野菜と果物の合計摂取量が、一日平均544g程度
「低い」グループでは、野菜と果物を合わせても170g程度と推定しました
04年までに116人が食道がんのうち、日本人で大半を占める「扁平(へんぺい)上皮がん」に罹患していました。食道がんの内訳は8割以上が男性とされています。
「高」グループでは、「低」グループに比べて、半分程度しか罹患患者数がいなくて、野菜の一日平均の摂取量が100g増えると、リスクは10%下がることが確認されました。
