動物実験で、薬剤の投与の結果を臓器レベルでしか見れないということは、生きたままの結果を知ることが出来ないということであり、現実として大きな限界の壁でもあります。
しかし、この新しい「高分解能 in vivo-CTシステム」では、薬剤に対してマウスや小動物の局所的な反応を、気管支の単位で調べ、生きているまま観察を続けることが出来ます。
理研では「開発したシステムを用いた薬剤反応実験、その結果を用いた生体・治療シミュレーションは、生理学や薬理学のほか、治療方針の検討などに幅広い応用が期待できる」と、今後の抱負を語っています。
【Spring-8】について
兵庫県西播磨地域の「播磨科学公園都市」にある施設です。
放射光(シンクロトロン放射)は電磁波で、光速で進む電子が磁力などにより進行方向を変えられた際に発生することが分かっています。
遠赤外線や可視光線、軟エックス線などをから、硬エックス線に至るまでの幅広い波長の放射線を得ることが出来る共同施設です。
この施設は、国内外の研究者に広く公開され、研究分野も物質科学、地球科学、生命科学、医学など、多様な目的で施設は使用されています。
