理化学研究所と高輝度光科学研究センターでは、従来のエックス線装置の1億倍も輝度が高い、Spring-8で発生させる高輝度放射光を光源として採用した「高分解能 in vivo-CTシステム」を開発しました。
この「高分解能 in vivo-CTシステム」では、ヒトよりも6倍から10倍も早い心拍と呼吸の動きから起こる、撮影時のノイズを軽減させるために、呼吸と心拍のリズムに撮影を合致させる工夫を行うことで、ぶれを最小限の抑えることに成功しました。
従来のエックス線撮影では、不可能だった生きたマウスの気道末梢部位や冠動脈、大動脈弁の三次元動態を直径約125マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)の微細なところまで観察することが確認できたそうです。
今までの可視装置では、これほどまでに細かい部分を観察することが不可能だったため、小動物を使った薬剤実験でも、臓器レベルまでしか研究の限界とされてきました。
