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« 2007年12月11日 | Top

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フコイダンがピロリ菌を包み込んで、体外に排出することが知られています。
ピロリ菌は、胃がんの原因とも言われていますが、北海道大の畠山教授が率いる研究チームが、マウスを使った実験を行い、ピロリ菌が生物の体内でがんを発生させることを明らかにした。

分子腫瘍学(ぶんししゅようがく)の畠山昌則教授の研究チームは、ヘリコバクター・ピロリ菌が作る、胃がんの原因とされる「CagA」と呼ばれるたんぱく質に注目、マウスに受精卵の段階で遺伝子操作を行い、全身の細胞でCagAを作るようにしたマウス222匹を観察した。

このうち2匹は一年半後に胃がんになり、4匹が小腸がんを発症した。
17匹が白血病などの血液がんを発症し、ヘリコバクター・ピロリ菌が作り出す「CagA」は胃がんだけではなく全身のがんの発症に関連する可能性も浮かんだという。

このほかに通常のマウス100匹も同時に観察を続けたが、がんの発症は無かった。

「SHP-2」という酵素が、実験中のマウスの体内で、異常に活性化していることも判明している。
「CagA」と「SHP-2」を結合できないように操作したマウスで、がんの発症が見られないことから、「SHP-2」を標的にした治療法の確立も求められるだろうと畠山教授は語っている。
この研究の結果は、全米科学アカデミー紀要(電子版)に8日発表された。

ピロリ菌の感染率は、50歳以上の男性の7割に当たると言われているが、感染者の全てが胃がんを発症するということではないが、ピロリ菌の除菌をすることの有効性を示唆する結果だと畠山教授は結んでいる。

毎日新聞 2008年1月8日 東京夕刊

  

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