フコイダン(ふこいだん fucoidan)の海藻における働きと作用はどんなことでしょうか。
フコイダンは、海藻の表面が潮の流れで傷付いたりすると、
傷口から細菌等が侵入できないように体を守るとか、
引き潮の際に、空気中に出てしまった海藻の部分が乾燥しないように
ヌルヌル物質で保湿をし、保護するというような働きがフコイダンにはあると推定されています。
浅いところで生育する海藻や、水面に浮いている海藻には
海面の深いところに着生する海藻よりも、多くのフコイダンを含んでいます。
エゾイシゲ属という岸辺に着生する、少し潮が引けば空気中に露出するような海藻は、
さらに多くフコイダンを含んでいるのです。
このことからもフコイダン効果は、海草を傷や乾燥から守る働きを持っていることがわかります。
フコイダンの海藻内の含有量は、季節によって変化することもわかっています。
フコイダン含有量が秋から初冬にかけて乾重量の20パーセントを含むのに対して、春には5パーセントに減少し季節変動が大きいことから、フコイダンは貯蔵性に富んだ物質であると考えられています。
